加工方法
割り肌
割ったままの割り肌と呼ばれる状態です。門柱や石塀、礎石など用途はさまざまです。石本来の自然な風合いが魅力です。せり矢で割ったりコヤスケを使って割り肌を作ります。
ノミ切り
割った肌にコブ(ふくらみ)があるときに石材用ノミを使って割り落としていきます。
ビシャン打ち
複数の尖ったビシャンの刃で表面をつぶして平らにします。近年は墓地の階段口、参道、庭の貼り石など滑り止めのために使われることが多いです。
チョウナ切り
チョウナと言われるハンマーで細かく刻んで切っていきます。庭園の灯籠などの仕上げに使われます。
切削
切削機等で切った状態です。切削面は平ですが艶はありません。四角いもの以外はサンダー等で加工します。
研磨
水をかけながら砥石で磨きます。荒削で平らな面を作り、徐々に砥石の番手を細かくしながら艶を出すための下地作りをし、最後に艶砥石、バフで仕上げます。曲面などは専用のポリッシャーを使って研磨します。
ジェットバーナー
バーナーで石の表面を焼いて弾かせる加工です。温泉の洗い場の石張りの床面や石風呂の浴槽の底面に良く見られるザラザラした状態がそれです。
穴あけ
穴あけ機を使ってさまざまな径の円い穴を開けることができます。
サンドブラスト
文字やイラスト、図形などをサンドブラストを使って彫ります。 文字の場合、毛筆の力強さを表現する丸彫りやその他のフォントも彫ることができます。また逆に文字を残し、周りを彫る浮かし彫りもできます。
影彫り(レーザー加工)
写真やサンドブラストでは彫ることができない小さな文字などをレーザー加工機で石に転写します。 ビックリするほどリアルに彫ることができますが、石種を選ぶ必要があります。
象眼加工
研磨した面を削って別の石をはめ込んで仕上げる加工です。とても細かく高度な技術を要します。